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刀剣ブログ

大和守安定・新刀上々作にして良業物

大和守安定

大和守安定(やまとのかみやすさだ)

刀 銘 大和守安定・金象嵌 四胴 山野加右衛門六十四歳截断 千時寛文元年八月七日

刀 銘 大和守安定・金象嵌 四胴 山野加右衛門六十四歳截断 千時寛文元年八月七日 (出典:古刀新刀名品集

刀 銘 大和守安定 金象嵌 寛文四年月晦日 貳ツ胴截断 山野加右衛門永久(花押) 

刀 銘 大和守安定 金象嵌 寛文四年月晦日 貳ツ胴截断 山野加右衛門永久(花押)

刀 銘 於武蔵國豊嶋郡大和守安定 金象嵌 寛文十一年六月十八日 貳ツ胴切落 山野勘十郎久英(花押)

刀 銘 於武蔵國豊嶋郡大和守安定 金象嵌 寛文十一年六月十八日 貳ツ胴切落 山野勘十郎久英(花押)

刀 銘 大和守安定(金象嵌銘)万治三年八月廿五日 貳ツ胴切落山野加右衛門尉永久(花押)

刀 銘 大和守安定(金象嵌)万治三年八月廿五日 貳ツ胴切落山野加右衛門尉永久(花押) 出典:江戸新刀名作集

刀 銘 大和守安定(金象嵌)万治三庚子年十一月廿三日 山野加右衛門尉永久(花押)唐竹割三ツ胴切落

刀 銘 大和守安定(金象嵌)万治三庚子年十一月廿三日 山野加右衛門尉永久(花押)唐竹割三ツ胴切落 出典:江戸新刀名作集

五つ胴落の截断銘

大和守安定は、通称を冨田宗兵衛、従来は本国越前といわれていましたが、近年になり「新刀弁疑」に記載されている紀州石堂出身説を裏付ける作品がみつかったことから、今日では紀州石堂出身とするのが定説となっています。生年は、寛文十年(1670年)の作に行年五十三歳と切られていることから、元和四年(1618年)で、その後、慶安元年(1648年)頃に紀州から江戸へ出て、江戸神田白銀町に住んだと伝わっています。没年は不明ですが、下限の年紀が寛文十三年(1673年)ですので、少なくとも五十六歳まで生存した事は確実です。
師伝については、江戸期の刀剣書に記載がありませんが、銘の「安」の字や作域、また紀州居住時に合作があることから紀州石堂の安広の可能性が高いとされています。江戸へ出府した後は、安定の作域や山野家との関わりからみて和泉守兼重が有力視されています。

天才剣士 新撰組沖田総司の刀

安定の作刀は、江戸期より業物として名高く、作刀の中には極めて珍しい五つ胴落の截断銘の入った刀もあります。幕末期には特に志士達に業物として珍重され、新撰組の齋藤一や遊撃隊伊庭八郎等が愛刀としたことでも知られていますが、特に著名な使用者は新選組の一番隊長沖田総司でしょう。刀剣乱舞に出てくる安定は、沖田総司の愛刀と伝わる安定がモデルとされています。

よく切れるが使い手を選ぶ刀

刀剣乱舞の中で、大和守安定自身が「扱いは難しいけど性能はいいと思う」と語っていることからもわかるように、安定は切れ味に優れているが、寛文新刀特有の反りの少ない体配などから使用者を選ぶ刀だったと伝わっています。

大和守安定の展示情報

沖田総司の愛刀と伝わる安定は、同じく沖田の愛刀と伝わる加州清光と共に現存は詳細不明ですが、大和守安定の作品は全国の刀剣展示会で不定期で展示されます。機会があれば是非ご覧になって下さい。
全国の刀剣展示会情報はこちら

大和守安定押形(出典:日本刀集美

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