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横谷派二代目 横谷宗與 駿馬・獅子牡丹の図鐔

横谷派二代目 横谷宗與

横谷宗與(よこやそうよ)は、江戸時代前期の金工家で御家彫七代目後藤顕乗(けんじょう)の三男である後藤殷乗(いんじょう)に師事し、その後江戸幕府に彫物役として仕えました。
また、横谷宗珉の父も宗與という名ですが、ここで紹介しているのは宗珉の子の作品です。

駿馬の図鐔

駿馬(しゅんめ)の図鐔は、感覚的に宗珉の立馬と同じ行き方をしているため、宗與の作品としては比較的早い時期のもので、宗珉と共同で制作したものか、代替わりをして間もない頃の作品だと考えられます。作品としては、赤銅魚子地の余白を十分に生かし、二疋の馬を向かい合わせにしています。また、馬の耳には金覆輪をかけ、造形は後藤流に品位を高く仕上げています。

獅子牡丹の図鐔

獅子牡丹(ししぼたん)の図鐔は、宗與の片切彫りの代表作といえる作品です。四分一の磨地に片切彫りの作品が多いなか、この鐔は赤銅の磨地に牡丹と獅子を彫り、耳にも紗綾(さや:卍をくずしたものを連続させた模様)の文様が華麗で、見事に象嵌されている作品は他に例を見ません。そのため、特別に注文を受け、作成されてものではないかといわれています。

獅子牡丹の図鐔

獅子牡丹

獅子牡丹は、誇らかに咲き誇る牡丹と勇壮な獅子を併せて画きあげ、花鳥画としてとても多い図柄です。牡丹、あるいは獅子をそれぞれ単独で画くこともあるが、両者を組み合わせた図が圧倒的に多いことは、竹に虎を配することが多いことに似ています。そのため、江戸時代から「牡丹に唐獅子」「竹に虎」といわれています。
竹に虎を配することは、虎は竹林に棲むとの俗説が有名ですが牡丹に獅子の有力な説はありません。しかし、今日までいわれているのは牡丹は百花の王、獅子は百獣の王でこの妍艶と勇猛の双王を組み合わせて美と力、柔と剛との対照を現しているのではないかといわれています。

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