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刀装・小道具ブログ

横谷派岩本家 岩本昆寛・安宅の関図鐔

横谷派岩本家 岩本昆寛

岩本昆寛(いわもとこんかん)は、岩本良寛(いわもとりょうかん)の門人で岩本家の六代目を相続しました。書画俳諧をたしなみ、風流洒脱ないわゆる江戸っ子気質の職人で独自の作風を完成させ、奈良派風をよくし、構図を巧みに活かしたといわれています。

安宅の関図鐔

安宅の関(あたかのせき)図鐔は、苗字帯刀御免、日本橋本町の蠟問屋、大阪屋孫右衛門家から出た「勧進帳拵」に懸っていたもので、縁頭も同作のものでした。薄肉様の高彫りで、さらさらとした霞の線と三角鏨の使いかたは昆寛独特のものといえます。味わい深く、菅笠をかぶっているのが義経です。

安宅の関

安宅の関は、源義経が兄頼朝と不仲になり山伏に姿を変えて奥州平泉に下る途中、主従十二名加賀の国(現在の石川県)の安宅の関にかかりました。ここには頼朝の家来である富樫左衛門が、関守として義経主従発見の厳命を受け待ち構えていました。
義経主従はここで型通りの咎めを受け、武蔵坊弁慶の巧智で勧進帳を天にも響けと空読みし、辛くも弁解が通り薄氷をふむ思いでした。しかし、ここで列の最後にいた強力姿の義経が怪しまれます。一期の浮沈と一同立ち止まり、すると弁慶は「お前が義経に似ているから怪しまれてしまうのだ」と金剛杖で義経を叩きます。それを見た富樫らは弁慶の苦衷を察して詮索を止め、さらにはお酒まで一同に振る舞いました。
義経は弁慶の機転のおかげで関所を通れた、と褒めますが、弁慶は義経の命を助けるためとはいえ主君に無礼を働いたことを涙ながらに詫びました。
この安宅の関の物語は、古くから能や歌舞伎でも演じられるほど有名な話で刀装具の図柄も様々存在します。

安宅の関図鐔

岩本昆寛

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