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刀装・小道具ブログ

江戸金工平田派 平田道仁 富士に鹿・富嶽連峰・蓮に鴛鴦図小柄

江戸金工平田派 平田道仁

平田道仁(ひらたどうにん)は、天正十九年に京都で生まれました。慶長年間に徳川家康の命により朝鮮人から七宝の技術を学んだとも、豊臣秀吉の朝鮮出兵に随従して現地の韓人にその技術を学んだともいわれています。元々、太刀金具などの製作に従事していたと考えられ、家康に召し出されて徳川幕府のお抱え工になりました。この七宝技術は、子の二代就一以下一子相伝のまま連綿たる家系として繁栄し、明治に至るまで代々七宝専門工として幕府の扶持を支給されました。七宝は不透明ながら古い時代にも行われており、それをよく自家薬籠中の物(じかやくろうちゅうのもの:自分の薬箱の中にある薬のように思いのままに使える物、人のこと)として、透明で精巧雅趣のある作風を確立したのは名人ゆえんであります。装剣金工具としての七宝は道仁を始祖としています。

富士に鹿図小柄

富士に鹿図小柄は、霊峰富士と山麓には岩と竹藪を配し、二頭の鹿が遊び、頂上には雪をいただき霞は金綿で表し、富士の山を一番いい場所から眺めた姿になっています。

富士に鹿図小柄

富嶽連峰図小柄

富嶽連峰(ふがくれんぽう)図小柄は、遠近法を用いた手法で連峰の遥か後方に富士が浮かんでいます。構図が素晴らしく、平田派の初代、二代目は富士を題材にした作品が特に多くあります。

富嶽連峰図小柄

蓮に鴛鴦図小柄

蓮に鴛鴦(はすにおしどり)図小柄は、蓮に鴛鴦を配した作品で、各種の七宝を見事に駆使し、目を奪うばかりの美しさです。

蓮に鴛鴦図小柄

鴛鴦

鴛鴦は、鴨の一種ですが鴨とは著しく異なったところのある水禽です。まずその美しさ、雄の鴨に似た濃紫の羽の色艶、茶色の羽との対照、水禽中第一等の定評があります。次にその形、大きな風切羽の変化といわれる銀杏葉に似た羽、これが衝立のように立っており、先が光っているため剣羽ともいいます。色といい形といい、自然の業の妙味に感嘆させられますが、色の美しいのは雄だけで、しかも羽換りの時期を除く秋から春までで、夏はあまり美しくありません。鴛鴦は見た目が美しいだけでなく、つがいの鳥としても知られています。常に雄雌一緒にいるため夫婦愛の象徴とされています。人がもし鴛鴦の一羽を獲れば、残った一羽は思い詰めて死ぬ、との言い伝えがあり、その相愛の伝説や詩歌は数多く残されています。
ちなみに、鴛鴦の「鴛」が雄で「鴦」が雌です。

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