彫金(ちょうきん)
鏨をもって金属に細工することを彫金といい、金工が鐔や小道具、白銀師が切羽や鎺(はばき)を作るのがこれにあたる。
彫金技法の数々
高肉彫り(たかにくぼり)
立体的に高く彫り上げたもの。
薄肉彫り(うすにくぼり)
低く彫り上げたもの。図柄が高彫りほど隆起せず、もっとも高い所が周囲と同じくらいの高さになるようにした彫刻。
肉合彫り(にくあいぼり)
平地より掘り下げて、薄肉で立体感を出したもの
片切彫り(かたきりぼり)
斜めに切り込んだ線彫。横谷宗珉の創意によるもので片切彫りの元祖と称えられる。
毛彫り(けぼり)
細い線彫。毛彫りの線の底は、四分鏨を使えばV字形、片切り鏨を使えばレ字形、丸鏨を使えばU字形になる。毛彫りをもって花鳥や人物を描くことは横谷宗珉の創始で絵風毛彫りという。
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