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刀剣ブログ

相州正宗(五郎入道正宗)

相州正宗

相州正宗(五郎入道正宗)

天下三作の中でも相州正宗(そうしゅうまさむね)は、日本の刀剣史上において最も著名な刀工であり、彼の名は名刀の代名詞といわれるほど人口に膾炙しています。また、大坂正宗(井上真改)・四谷正宗(源清麿)というように彼の名は後の名工への賛美としても用いられています。事実、享保名物帳でも三作最多の五十九口(焼失の部含む)が掲載され、今日でも正宗の作は国宝に九口指定されています。これは、全国宝指定品の中で個人としては最多の指定数で、これに次ぐのが長船長光と画家の雪舟等楊の六口です。

相州正宗(五郎入道正宗)は、相州伝の事実上の創始者である新藤五国光の門人で、姓を岡崎、通称は五郎と名乗ったと伝え、同門に行光や則重などがいます。正宗は、師国光の作風を継承しつつ、さらにそれを発展させて相州伝を大成させました。正宗が大成した相州伝は、その人気から瞬く間に日本全国に広がり、時代を席巻しました。殊に、全国の代表的な相州伝の刀工は、江戸期以降正宗の弟子とされ、世に正宗十哲と呼ばれています。

正宗十哲(まさむねじってつ)

正宗十哲とは、鎌倉末期から南北朝期にかけての代表的な相州伝の刀工十人(越中則重、濃州志津三郎兼氏、濃州金重、越中郷義弘、城州長谷部国重、城州来国次、備前長船兼光、備前長義、石州直綱、筑州左文字)を正宗の高弟として、古代中国の思想家孔子の高弟十人の総称である孔門十哲に準えて呼んだものです。どの刀工が本当に正宗の弟子であるかについては諸説有って、今後の研究課題ではありますが、志津三郎兼氏と左文字(大左)の二工については時期や作風からみて弟子であることが有力視されています。

津軽正宗

刀 金象嵌銘 城和泉守所持 正宗磨上本阿 (花押)(号 津軽正宗)

籠手切正宗

刀 無銘(名物:籠手切正宗)

不動正宗

短刀 銘 正宗 名物 不動正宗

本庄正宗

刀 無銘 正宗 名物 本庄正宗

若江十河正宗

短刀 無銘 正宗 名物 若江十河正宗

九鬼正宗

国宝 短刀 無銘:正宗(名物:九鬼正宗)

日向正宗

短刀 無銘 名物 日向正宗

国宝 短刀 無銘 正宗(名物 包丁正宗)永青文庫蔵 出典:正宗

国宝 短刀 無銘 正宗(名物 包丁正宗)出典:正宗

包丁正宗

重文 短刀 無銘:正宗(名物:包丁正宗)

国宝 刀 金象嵌銘 本多中務所持 正宗 本阿(花押)(名物 中務正宗)

国宝 刀 金象嵌銘 本多中務所持 正宗 本阿(花押)(名物 中務正宗)

短刀 無銘 正宗(名物 小松正宗)

短刀 無銘 正宗(名物 小松正宗) 出典:日本刀鑑賞のしおり

天下三作とは

天下三作とは、相州正宗粟田口吉光郷義弘の三工の作で、かつては名物三作と呼ばれていましたが、いつの頃から天下三作と呼ばれるようになりました。名物三作という呼称は、豊臣秀吉が特に愛した三工の作という説もありますが、今日では享保名物帳に由来すると考えられています。理由としては、三作を特別扱いした書籍が享保名物帳以前に見られないためです。

相州正宗の展示情報

相州正宗の作品は全国の刀剣展示会で不定期で展示されます。機会があれば是非ご覧になって下さい。
全国の刀剣展示会情報はこちら

石田正宗画像(出典:Whitecamera Online

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粟田口吉光(藤四郎吉光)

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