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刀剣ブログ

信濃藤四郎・庄内藩酒井家伝来の短刀

信濃藤四郎

信濃藤四郎(しなのとうしろう)

信濃藤四郎

信濃藤四郎

信濃藤四郎

信濃藤四郎

重文 短刀 銘 吉光(名物 信濃藤四郎)

信濃藤四郎押形

信濃藤四郎押形

号の由来は永井信濃守尚政所持に因む

本短刀は、享保名物帳所載の名物信濃藤四郎で、号の由来は、享保名物帳に「代金五百枚 表裏護摩著 中心すりたる物也。永井信濃守殿所持」とあり永井信濃守尚政の所持に因みます。永井信濃守尚政は徳川家の家臣で、駿河国出身で、慶長五年(1600年)の関ヶ原の戦いにおいて従軍、慶長七年(1602年)に徳川秀忠付きの小姓となり、慶長十年(1605年)に信濃守を受領します。大坂の役においても功績をあげ、元和八年(1622年)に老中に、寛永十三年(1636年)には山城淀藩初代藩主となった人物です。
寛政重修諸家譜(寛政譜)によると名物信濃藤四郎は尚政から徳川将軍家へ献上され、寛永十年(1633年)十二月五日に水戸頼房の息女で将軍徳川家光の養女となった大姫は前田光高へ輿入れし、引き出物として家光が光高へ信濃藤四郎を贈ったとされていますが、酒井家の記録によると徳川秀忠より鍋島忠直が賜り、酒井忠勝の代に本阿彌三郎兵衛を通じて購入したとあります。出羽庄内藩主酒井家の伝来し、現在は重要文化財に指定され、酒井家に伝わる文化財を収蔵する致道博物館所蔵です。

直刃がまとまり上品で典型的な作

姿は 平造、三つ棟、重ねやや厚め、ふくら豊か、丈は常寸。地鉄は小杢目つまり地沸細かに厚くつき地斑映ひろがる。刃文は中直刃、匂口締りごころに小沸冴える。帽子は直に小丸。茎は生ぶ、茎先は栗尻、鑢目は勝手下がり、目釘孔二つ(内一つ埋め)目釘孔の下にのびやかな「吉光」二字銘。名物帳に中心すりたる物也とあるのは、表面が磨きをかけすべすべしている状態を言うのであろうか。本短刀は粟田口吉光の作の中でも直刃がまとまり上品できわめて品格の高い名刀です。

藤四郎吉光について

信濃藤四郎の展示情報

信濃藤四郎は2019年9/26(木)~11/4(月)に致道博物館にて開催された出羽国庄内藩主『酒井家名宝』展で特別展示されました。尚、信濃藤四郎の拵「黒漆塗合口拵」は初公開。2020年は佐野美術館の「名刀への道」で展示されます。藤四郎吉光の作品は全国の刀剣展示会で不定期で展示されます。機会があれば是非ご覧になって下さい。
全国の刀剣展示会情報はこちら

信濃藤四郎押形(出典:図説刀剣名物帳

 

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