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刀剣ブログ

九字兼定・九字に因む号をもつ刀

九字兼定

九字兼定(くじかねさだ)

  • 指定:重要刀剣
  • 銘:和泉守藤原兼定作/臨兵闘者皆陣烈在前(号 九字兼定)
  • 所蔵:個人蔵
  • 種別:
  • 流派:美濃

九字兼定(之定)

重要刀剣 刀 銘 和泉守藤原兼定作/臨兵闘者皆陣烈在前(号 九字兼定)

九字兼定茎の銘

裏銘に切られた「臨兵闘者皆陣烈在前」の九字

本刀は、「之定」という通称がある二代和泉守兼定の作で、永正十年前後の作と鑑せられており、「九字兼定」の号の由来は茎の裏銘に切られた「臨兵闘者皆陣烈在前」の九字に因みます。
九字とは臨・兵・闘・者・皆・陣・烈・在・前(りん・ぴょう・とう・しゃ・かい・じん・れつ・ざい・ぜん)の九つの文字からなり、忍者や陰陽師が唱えているのでお馴染みですね。(私は漫画「孔雀王」で九字護身法を知りました。)「兵ノ闘ニ臨ム者ハ皆陣烈ノ前ニ在レ」という意味で、除霊・厄除け・災いから身を守る呪力があるとされ、戦場では所持者を鼓舞する言葉でもあったことでしょう。また九字に「勝」の一字追加して、「戦に勝つ」という一点に効果を特化させた十字を銘に切っている他工の作もあります。

之定の代表的な作

本刀は、鍛えは板目大いに柾がかり、総体に白けごころがあり、 刃文は湾れた互の目を交えて、匂口沈みごころに小沸つき、帽子は湾れごころに先掃かけ、茎は僅かに磨上げて 殆んど生ぶ、先切り、鑢目やや立った筋違、佩表の棟寄りに細鏨で「和泉守藤原兼定作」裏に同じく「臨兵闘者皆陣烈在前」と九字をきっている。この作は同時期の美濃物には珍しく茎鑢が勝手下りで、のたれに互の目を交えた小沸出来の刃文は他工に優る品位があり之定の代表的な作です。

二代和泉守兼定(之定)、会津十一代和泉守兼定について

九字兼定の展示情報

九字兼定はおそらく現在も個人蔵の為、展示の機会は無いかもしれませんが、二代和泉守兼定(之定)の作品は全国の刀剣展示会で不定期で展示されます。機会があれば是非ご覧になって下さい。
全国の刀剣展示会情報はこちら

九字兼定押形

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