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刀剣ブログ

加藤国広・加藤清正の佩刀

加藤国広

加藤国広(かとうくにひろ)

  • 指定:重要文化財
  • 銘 國廣(号 加藤国広)
  • 所蔵:三井記念美術館
  • 種別:
  • 流派:堀川派

刀 銘 国広(名物 加藤国広)

加藤国広

加藤国広

加藤国広

加藤国広

重文 刀 銘 國廣(号 加藤国広) 出典:國廣大鑑、新刀大鑑、美の伝統 三井家伝世の名宝図録

肥後熊本城主の加藤清正が所持したことに因む

本刀は、埋忠明寿と並ぶ新刀の祖、堀川国広の作「加藤国広」です。号はもと肥後熊本城主の加藤清正が所持したことに因みます。清正は豊臣秀吉に仕え、知勇兼備の猛将として知られ、賤ヶ岳七本槍の一人にも数えられ、諸戦で武功を発揮。 賤ヶ岳の戦い、朝鮮出兵など活躍しました。また内政にも努め、名城熊本城を築き、治水新田開発などで腕を振るい、領国であった熊本では、今でも「清正公(せいしょこ)さん」と親しみを込めた尊称で呼ばれています。本刀は、元和三年(1617年)に清正の息女の八十姫(瑤林院)が徳川頼宣(初代紀州藩主で紀州徳川家の祖)へ輿入れした際に婚礼道具として持参し(虎退治で世に名高い加藤清正の愛槍の片鎌槍(東京国立博物館所蔵)も婚礼道具として持参)、引出物として清正から頼宣には肥後江が贈られました。その後、享保元年(1716年)に紀州藩五代藩主の徳川吉宗が徳川家八代将軍になった際に、吉宗が将軍家へ持参し、その後、御三卿(田安徳川家、一橋徳川家、清水徳川家)の田安徳川家へ与えられました。昭和に同家から売りに出され、その後、三井家の手に渡り、昭和十四年(1939年)に重要文化財に指定され、現在は三井記念美術館所蔵です。作者の堀川国広の堀川というのは姓ではなく、京都の一条堀川に定住したところから堀川国広と呼ばれるようになりました。

堀川国広についてはこちらをご覧ください

国広盛期の代表作

姿は鎬造、庵棟、身幅広く、反りやや浅く、鋒延びる。鍛えは板目肌立ちごころに地沸つきザングリとする。刃文は一湾れに互の目を交え、足入り、匂深く、荒沸総体によくつき、砂流しかかる。 帽子は乱れ込んで先小丸となり、沸つく。茎は僅かに磨上げ、先切、鑢目筋違、目釘孔二、指表やや棟寄りに太鏨で「国広」の銘がある。総体に荒沸がつくなど覇気に富み、正宗など相州伝の上工を彷彿とさせる作風を示し、慶長六~七年頃の作とされ、国広盛期の代表作です。

加藤国広の展示情報

加藤国広は三井記念美術館の記念特別展Ⅱ「三井家伝世の至宝」で2015年11月14日から2016年1月23日まで、国宝日向正宗や徳善院貞宗と展示されていました。2020年は11月21日(土)~2021年1月27日(水)まで三井記念美術館の「日本の名刀日向正宗と武将の美」で日向正宗とともに展示予定です。堀川国広の作品は全国の刀剣展示会で不定期で展示されます。機会があれば是非ご覧になって下さい。
全国の刀剣展示会情報はこちら

 

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