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刀剣ブログ

重要美術品について

重要美術品

重要美術品とは

重要美術品(じゅうようびじゅつひん)とは、「重要美術品等ノ保存ニ関スル法律」に拠って認定された美術品で、優れた美術品の海外流出を防ぐために昭和8年に制定された制度で、重美(じゅうび)と略称されます。

当初の位置づけは、まず国宝の仮指定として重要美術品に認定し、それからじっくりと吟味してから、より質の良い物を国宝に指定するというものでした。しかし、これは建前で、実質的には昭和4年(1929年)に制定された「国宝保存法」によって、所有する美術品が指定により国から支配される事を危惧した華族など元大藩の当主などの猛反発を受け、国宝の指定件数が伸び悩んだ事から新たに制定されたものです。この辺りのエピソードは古い刀剣美術などに書かれていますが、本間先生の談によると上杉家の旧重臣達の反発が殊に大きかったそうです。しかし、上杉家が所蔵する刀は指定からは外せないような名刀揃い・・・苦肉の策として生み出された制度が重要美術品です。

施行年数は、昭和8年から同24年までの十七年に及びました。この間に認定された件数は、美術工芸品が七九八三件、建造物が二九九件の計八二八二件です。その内、刀剣類が一四六五件と美術工芸品内でもかなりの数を占めています。その中で、国宝、重要文化財に指定された刀剣類が三六四件、解除された物が五件、書類上現存する刀剣類が一〇九六件です。

画像:重要美術品 脇指 銘 日州住信濃守國廣作(号 布袋国広)

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