Loading

刀剣ブログ

城和泉正宗(津軽正宗)・最も正宗らしい代表作

城和泉正宗・津軽正宗

城和泉正宗(じょういずみまさむね)・津軽正宗(つがるまさむね)

  • 指定:国宝
  • 金象嵌銘 城和泉守所持 正宗磨上本阿(花押)(号 城和泉正宗)津軽正宗とも呼ばれる。
  • 所蔵:東京国立博物館
  • 種別:
  • 流派:相州伝

城和泉正宗

城和泉正宗

城和泉正宗

刀(金象嵌銘)城和泉守所持 正宗磨上本阿(花押)(号 城和泉正宗)出典:昭和大名刀図譜

城和泉正宗

城和泉正宗押形

奥州弘前の津軽家に伝来したことから「津軽正宗」とも呼ばれています。出典:正宗日本刀の天才とその系譜

城和泉正宗押形 埋忠銘鑑

城和泉正宗押形 埋忠銘鑑

号の由来は、城和泉守景茂の所持に因む

本刀は、城和泉守(城昌茂)が所持していたことから「城和泉正宗」と呼ばれています。埋忠銘鑑に所載され、「慶長十四年六月ニさうかん寿斎仕申候」と記され、慶長十四年(1609年)六月に本阿弥光徳が正宗と極め、埋忠寿斎が磨上げて金象嵌をしたことがわかります。正宗作中の代表作ですが、『享保名物帳』にその名はなく、奥州弘前の津軽家に伝来したことから「津軽正宗」の呼称があり、いつ津軽家の所蔵となったかは明らかではありませんが、津軽家の刀剣台帳からみて、かなり早い時期ではないかとされています。所蔵者の城和泉守景茂は武田信玄に仕えましたが、後に徳川家康に仕え、武名が高く、七千石の旗本となりましたが、大坂冬の陣で軍令を犯し改易となり、江州石山寺に屏居していました。日本刀大百科事典ではこの時に手放したのではないかと書かれています。後に陸奥弘前藩主津軽家の重代重宝として伝わり、現在は東京国立博物館所蔵です。

最も正宗らしい代表作

姿は鎬造、庵棟、細身、反りやや高く、中鋒詰る。地文は小板目、本交じりよくつみ、物打辺板目やや流れ、総体に地沸厚く、地景よく現われ、上半に飛焼状の湯走りがある。刃文は全体に大のたれ調の乱れ刃で、表は下半に島刃を焼き、大のたれに互の目、小乱れ交じり、物打直刃ごころに浅くのたれ、裏は下半大きくのたれ、のたれの中に互の目・小乱れを交じえ、島刃もあり、足・葉盛んに入り、中程浅くのたれ、丁子足を入れ、金筋かかり、物打浅くのたれ、金筋かかる。総じて沸強く、金筋かかる。帽子は表直ぐに焼詰め、長い金筋がある。裏火焰状に沸くずれる。 茎は大磨上、先剣形、鑢目筋違、目釘孔一、表に「城和泉守所持、正宗磨上、本阿(花押)」と金象嵌銘がある。 作風は細身、小振りながら、最も正宗らしい特色を表したもので、品格の点からも同工の逸品とみられ、地鉄、刃文が他工と見まがうことのない正宗の典型作としての評価が高いもので、正宗代表作の一口です。

相州正宗についてはこちらをお読みください。

城和泉正宗(津軽正宗)の刀剣展示

城和泉正宗(津軽正宗)は2017年12月5日(火) ~ 2018年2月25日(日)まで東京国立博物館で開催された「刀剣鑑賞の歴史」で観世正宗亀甲貞宗、一柳安吉とともに展示されました。相州正宗の作品は全国の刀剣展示会で不定期で展示されます。機会があれば是非ご覧になって下さい。
全国の刀剣展示会情報はこちら

刀の売却・購入をお考えならお気軽にご相談下さい
刀買取なら鋼月堂へ

織田左文字・織田信長が所持した刀

源来国次・井伊家伝来の短刀

関連記事

  1. 加藤国広・加藤清正の佩刀

    2019.12.12
  2. 平野藤四郎・前田家から皇室へとわたった名短刀

    2019.06.01
  3. 古今伝授の太刀・行平の最高傑作

    2017.11.30
  4. にっかり青江・京極にすぎたるもの

    2018.03.06
  5. 姫鶴一文字・上杉景勝の愛刀三十五腰の一口

    2019.09.07
  6. 石田貞宗・石田三成の指料

    2019.10.27
PAGE TOP