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刀剣ブログ

会津十一代和泉守兼定・新選組 土方歳三の愛刀

二代和泉守兼定 之定

二代和泉守兼定 (いずみのかみかねさだ) (之定)

和泉守兼定と言えば、孫六兼元と並び末関刀工の双璧とされる名工です。和泉守兼定は、関兼定家の二代目で、室町期の永正頃(1500年頃)に美濃国関で活躍したと伝わり、二代兼定のみ「定」の字をう冠にと切るので、通称「之定 (のさだ)」と呼ばれています。
刃の切れ味も著名であり、武田信虎、織田信澄、柴田勝家、細川三斎、明智光秀、池田恒興等の名だたる武将が愛用した事でも知られ、江戸期にも最上大業物に取り上げられています。

之定銘

和泉守兼定之定

短刀 銘:和泉守兼定・縄賢 出典:日本刀集美

和泉守兼定作大永二年二月吉日源親忠

重美 刀 銘:和泉守兼定作・大永二年二月吉日 源親忠 出典:古刀期の名刀から大坂新刀まで

刀 銘 濃州関住兼定作 (号:歌仙兼定)

刀 銘 濃州関住兼定作(号:歌仙兼定)出典:細川家伝来戦国武将展図録

刀 銘 和泉守藤原兼定 石破渋谷木工頭明秀(金象嵌)二胴切落/伊勢山田是作 永正十二二年二

刀 銘 和泉守藤原兼定 石破渋谷木工頭明秀(金象嵌)二胴切落/伊勢山田是作 永正十二二年二

会津十一代和泉守兼定

和泉守兼定

刀 銘:和泉守兼定 明治二十八年三月十九日 出典:會津十一代和泉守兼定

会津十一代和泉守兼定

和泉守兼定から三百年余の時を経た、江戸末期に会津兼定家から名工十一代兼定が現れます。
会津兼定は、関の三代兼定の子清右衛門が会津に移住して会津の初代兼定となり、幕末に至るまで代々会津藩の御用を受けて作刀をしました。兼定の作刀は、会津藩士のみならず会津藩預りで京都の治安維持にあたった新選組の隊士達が所持していた事でも知られ、殊に新選組鬼の副長土方歳三の愛刀として著名です。
兼定の作刀は、質実剛健で保守的な会津気質に影響を受けた為か、バランスのとれた、機能美に優れたものが多くみられます。

新選組鬼の副長、土方歳三の愛刀

土方歳三資料館が所蔵する土方歳三の佩刀として伝わる本刀も、地鉄は小板目を基調に柾目肌が交じり、刃文は匂口の冴えた頭の揃った三本杉風の互の目乱れを焼いた如何にも兼定らしい作刀で、筆者も拝見させて頂いたことがありますが、手持ちのバランスが非常に良かった印象があります。物打ち付近の刃が低くなっていますが、以前はそこに刃こぼれがあった為で、土方が実戦で使用した際に欠けたものと推察されます。
実際、外装の柄巻も摩耗し、鞘にも実戦で付いたと思われる傷が数ヵ所あり、戦いの痕跡を感じさせます。
土方は新政府軍との戦いの中で、刀で戦う時代の終わりを感じつつも、戦い続けるが函館での戦いの際に、死を覚悟したのか、遺品として実家に届けさせたのが本刀で、土方がこの兼定を如何に大事にしていたのかが伺える逸話です。刀剣乱舞で人気の、和泉守兼定は、土方歳三の愛刀がモデルと思われる。 

刀 銘 和泉守兼定(土方歳三佩用) 出典:新選組 -史料が語る新選組の実像-

刀 銘 和泉守兼定 慶応三年二月日(土方歳三佩用)

和泉守兼定(拵え)日野市指定有形文化財

刀 銘 和泉守兼定 慶応三年二月日(土方歳三佩用)と拵(日野市指定有形文化財) 出典:新選組-史料が語る新選組の実像-

刀 銘 和泉守兼定/慶応三年二月日

押形

新撰組の土方の辞世の句
「よしや身は蝦夷が島辺に朽ちぬとも魂は東の君やまもらむ」

  • 指定:なし
  • 銘 和泉守兼定 慶応三年二月日
  • 所蔵:土方歳三資料館
  • 種別:
  • 国:岩代
  • 時代:江戸、新々刀

土方歳三の愛刀(出典:會津十一代和泉守兼定

会津十一代和泉守の展示情報

土方歳三佩刀の兼定は土方の命日に合わせて毎年4月~5月に土方歳三資料館で公開されます。
2018年4月1日(日)〜5月20日(日)まで「土方歳三佩刀・和泉守兼定刀身〜H30年春の特別公開」にて 土方歳三資料館で展示されました。
2018年6月2日(土)~6月24日(日)まで「兼定 刀都・関の名工」にて 岐阜県博物館
で展示されます。機会があれば是非ご覧になってください。
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