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刀剣ブログ

会津守護職様御預新選組御一等様御刀改控

会津守護職様御預新選組御一統様御刀改控

会津守護職様御預新選組御一等様御刀改控 元冶元年六月七日 京壬生住研師源龍斎俊永

京都壬生の刀研師、源龍斎俊永の記録で32名の隊士の刀銘と状態が記載されています。元治元年六月七日と記されているので池田屋事件の二日後の記録ということになりますね。

お客様からの頂き物です。


近藤勇・土方歳三

氏名 刀銘 寸法 状態
近藤勇 長曽祢興里入道虎徹 二尺三寸五分 出来上ダガ偽物ナリ
刃コボレ小サク三ケ所
土方歳三 和泉守兼定 二尺四寸八分 十一代兼定ナリ
イタミナシ
土方歳三 堀川国広 一尺八寸 イタミナシ

沖田総司・永倉新八

氏名 刀銘 寸法 状態
沖田総司 加州金沢住長兵衛藤原清光 元寸二尺四寸アマリカ 帽子折レ
永倉新八 播州住手柄山氏繁 元寸二尺四寸アマリカ 帽子折レ

原田佐之助・斉藤一

氏名 刀銘 寸法 状態
原田佐之助 江府住興友 ニ尺三寸七分 刃コボレ鎺元大二ケ所
物打小七ヶ所
斉藤一 摂州住池田鬼神丸国重  元寸二尺四寸アマリカ 刃コボレ小サク無数

藤堂平助・谷万太郎

氏名 刀銘 寸法 状態
藤堂平助 上総介兼重(出来上作) ニ尺四寸二分 物打刃コボレ小サク十一ケ所
鎺元大二ケ所修理不能
谷万太郎 月山弥八郎貞吉
嘉永三年九月日
 ニ尺三寸八分 刃コボレ七ケ所
刃マクレ四ケ所

武田観柳斎・井上源三郎

氏名 刀銘 寸法 状態
武田観柳斎 越前住常陸守兼植 ニ尺二寸五分 刃コボレ小サク六ケ所
井上源三郎 奥州白川住兼常
宝永二年二月日
ニ尺二寸五分 イタミナシ

松原忠司・浅野藤太郎

氏名 刀銘 寸法 状態
松原忠司 加州住藤島友重(作中々良) ニ尺三寸五分 刃コボレ鎺元四ケ所
物打コマカク十九ケ所
浅野藤太郎 武州住藤原是一
天明六年二月日
ニ尺二寸八分 刃身左ヘ曲ル

島田魁・篠塚岸三

氏名 刀銘 寸法 状態
島田魁 奥州仙台住源兵衛国包 ニ尺四寸 刃身ヤヤ左ニ曲ル
刃コボレ大小十四ケ所
篠塚岸三 雲州住家貞 ニ尺三寸~四寸カ 物打ヨリ折レ

蟻通勘吾・篠塚岸三

氏名 刀銘 寸法 状態
蟻通勘吾 播磨住昭重
弘化三年二月日
ニ尺四寸アマリカ 帽子折レ
伊木八郎 越後新発田住兼則 ニ尺三寸七分 刃コボレ大小十七ケ所

林信太郎・川島勝司

氏名 刀銘 寸法 状態
林信太郎 備前国住横山茂平祐春 ニ尺三寸三分 刃コボレ大六ケ所小四ケ所
川島勝司 越中住兼明 ニ尺二寸八分 イタミナシ

中村金吾・尾崎弥八郎

氏名 刀銘 寸法 状態
中村金吾 江府住細田直光
万延元年二月日
ニ尺三寸 イタミ少ナシ
尾崎弥八郎 奥州会津住兼友 ニ尺三寸八分 刃コボレ鎺元大一ケ所
物打六ケ所

三品仲治・葛山武八郎

氏名 刀銘 寸法 状態
三品仲治 備州長船住藤原祐平
文化二年九月日
ニ尺三寸~四寸カ 刀身曲リ強シ
刃コボレ大二ケ所
葛山武八郎 農州関住兼家 ニ尺三寸一分 イタミナシ

酒井兵庫・木内峯太

氏名 刀銘 寸法 状態
酒井兵庫 作州津山住兼光 ニ尺四寸二分 イタミ少ナシ
木内峯太 美作津山住信孝
弘化三年九月日
ニ尺三寸八分 物打ヤヤ刃コボレ
大キク二ケ所

佐々木蔵之丞・河合耆三郎

氏名 刀銘 寸法 状態
佐々木蔵之丞 越中住兼明 ニ尺三寸五分 刃身ヤヤ右ニ曲リ
刃コボレ三ケ所
河合耆三郎 濃州住御勝山永貞
安政五年二月日
ニ尺三寸八分 イタミナシ

松本喜三郎・竹内元三郎

氏名 刀銘 寸法 状態
松本喜三郎 摂州尾崎住雲仙子貞秀
文久二年二月日
ニ尺四寸五分 イタミナシ
竹内元三郎 関善定兼方 ニ尺三寸アマリカ 刃身左ヘ曲リ刃メクレ四ケ所
鎺元大アリ

奥沢栄助・安藤早太郎

氏名 刀銘 寸法 状態
奥沢栄助 武州鴻巣住雲竜子景勝
嘉永五年九月日
ニ尺二寸アマリカ 帽子折レ
安藤早太郎 南海太郎朝臣朝尊
文政九月日
ニ尺五分アマリカ 物打アタリ接損

近藤周平・新田革左衛門

氏名 刀銘 寸法 状態
近藤周平 作州津山住城慶子正明
文久二年二月日
ニ尺二寸五分 イタミナシ
新田革左衛門 勢州住長心子直久
安政六年二月日
ニ尺三寸五分 コマカシ刃コボレ無数

会津守護職様御預新選組御一等様御刀改控については「新選組謎解き88話(2013年)菊地 明 (著)」の中で中村金吾の銘の「万延元年二月」についても安政七年が「万延元年」へと改元されたのは三月十八日のことで「万延元年」に「2月」は存在しないことなども信憑性に疑問を抱かされる表記となっていると記載されています。また「篠塚岸三」は土方歳三が元治元年十月九日付けで東下中の近藤勇と佐藤彦五郎連名で宛てた手紙に「篠塚峯三」としているように「岸」ではなく「峯」が正しく、この誤りは「会津藩庁記録」で活字化されるさいに「峯」を「岸」としてしまう誤読、誤記、誤植があり、その「岸」が記されるということは大正七年から八年に刊行された「会津藩庁記録」を参考にしていることを意味しているとして、同時期の記録ではなかったであろうとも記載されています。

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