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刀剣ブログ

会津守護職様御預新選組御一等様御刀改控

会津守護職様御預新選組御一統様御刀改控

会津守護職様御預新選組御一等様御刀改控 元冶元年六月七日 京壬生住研師源龍斎俊永

京都壬生の刀研師、源龍斎俊永の記録で32名の隊士の刀銘と状態が記載されています。元治元年六月七日と記されているので池田屋事件の二日後の記録ということになりますね。

お客様からのコピーの頂き物です。

現在の研究では信憑性に欠けるものとされる

会津守護職様御預新選組御一等様御刀改控については「新選組謎解き88話(2013年)菊地 明 (著)」の中で中村金吾の銘の「万延元年二月」についても安政七年が「万延元年」へと改元されたのは三月十八日のことで「万延元年」に「2月」は存在しないことなども信憑性に疑問を抱かされる表記となっていると記載されています。また「篠塚岸三」は土方歳三が元治元年十月九日付けで東下中の近藤勇と佐藤彦五郎連名で宛てた手紙に「篠塚峯三」としているように「岸」ではなく「峯」が正しく、この誤りは「会津藩庁記録」で活字化されるさいに「峯」を「岸」としてしまう誤読、誤記、誤植があり、その「岸」が記されるということは大正七年から八年に刊行された「会津藩庁記録」を参考にしていることを意味しているとして、同時期の記録ではなかったであろうとも記載されています。

新選組鬼の副長土方歳三の愛刀として知られ土方歳三資料館蔵の刀 銘 和泉守兼定 慶応三年二月日は慶応三年(1867年)に製作されたものですので元治元年(1864年)と時期が合いません。また近藤勇が文久三年(1863年)に佐藤彦五郎に送った書簡には「土方氏も無事罷在候。殊ニ刀は和泉守兼定二尺八寸、脇差壱尺九寸五分堀川国広」とあるため、土方は少なくとも2振以上、兼定の刀を所持していたことがわかります。ちなみに11代兼定は文久三年四月に上洛し、同年十二月に和泉守を受領し、慶応元年に会津へ帰っています。


近藤勇・土方歳三

氏名刀銘寸法状態
近藤勇長曽祢興里入道虎徹二尺三寸五分出来上ダガ偽物ナリ
刃コボレ小サク三ケ所
土方歳三和泉守兼定二尺四寸八分十一代兼定ナリ
イタミナシ
土方歳三堀川国広一尺八寸イタミナシ

沖田総司・永倉新八

氏名刀銘寸法状態
沖田総司加州金沢住長兵衛藤原清光元寸二尺四寸アマリカ帽子折レ
永倉新八播州住手柄山氏繁元寸二尺四寸アマリカ帽子折レ

原田佐之助・斉藤一

氏名刀銘寸法状態
原田佐之助江府住興友ニ尺三寸七分刃コボレ鎺元大二ケ所
物打小七ヶ所
斉藤一摂州住池田鬼神丸国重 元寸二尺四寸アマリカ刃コボレ小サク無数

藤堂平助・谷万太郎

氏名刀銘寸法状態
藤堂平助上総介兼重(出来上作)ニ尺四寸二分物打刃コボレ小サク十一ケ所
鎺元大二ケ所修理不能
谷万太郎月山弥八郎貞吉
嘉永三年九月日
 ニ尺三寸八分刃コボレ七ケ所
刃マクレ四ケ所

武田観柳斎・井上源三郎

氏名刀銘寸法状態
武田観柳斎越前住常陸守兼植ニ尺二寸五分刃コボレ小サク六ケ所
井上源三郎奥州白川住兼常
宝永二年二月日
ニ尺二寸五分イタミナシ

松原忠司・浅野藤太郎

氏名刀銘寸法状態
松原忠司加州住藤島友重(作中々良)ニ尺三寸五分刃コボレ鎺元四ケ所
物打コマカク十九ケ所
浅野藤太郎武州住藤原是一
天明六年二月日
ニ尺二寸八分刃身左ヘ曲ル

島田魁・篠塚岸三

氏名刀銘寸法状態
島田魁奥州仙台住源兵衛国包ニ尺四寸刃身ヤヤ左ニ曲ル
刃コボレ大小十四ケ所
篠塚岸三雲州住家貞ニ尺三寸~四寸カ物打ヨリ折レ

蟻通勘吾・篠塚岸三

氏名刀銘寸法状態
蟻通勘吾播磨住昭重
弘化三年二月日
ニ尺四寸アマリカ帽子折レ
伊木八郎越後新発田住兼則ニ尺三寸七分刃コボレ大小十七ケ所

林信太郎・川島勝司

氏名刀銘寸法状態
林信太郎備前国住横山茂平祐春ニ尺三寸三分刃コボレ大六ケ所小四ケ所
川島勝司越中住兼明ニ尺二寸八分イタミナシ

中村金吾・尾崎弥八郎

氏名刀銘寸法状態
中村金吾江府住細田直光
万延元年二月日
ニ尺三寸イタミ少ナシ
尾崎弥八郎奥州会津住兼友ニ尺三寸八分刃コボレ鎺元大一ケ所
物打六ケ所

三品仲治・葛山武八郎

氏名刀銘寸法状態
三品仲治備州長船住藤原祐平
文化二年九月日
ニ尺三寸~四寸カ刀身曲リ強シ
刃コボレ大二ケ所
葛山武八郎農州関住兼家ニ尺三寸一分イタミナシ

酒井兵庫・木内峯太

氏名刀銘寸法状態
酒井兵庫作州津山住兼光ニ尺四寸二分イタミ少ナシ
木内峯太美作津山住信孝
弘化三年九月日
ニ尺三寸八分物打ヤヤ刃コボレ
大キク二ケ所

佐々木蔵之丞・河合耆三郎

氏名刀銘寸法状態
佐々木蔵之丞越中住兼明ニ尺三寸五分刃身ヤヤ右ニ曲リ
刃コボレ三ケ所
河合耆三郎濃州住御勝山永貞
安政五年二月日
ニ尺三寸八分イタミナシ

松本喜三郎・竹内元三郎

氏名刀銘寸法状態
松本喜三郎摂州尾崎住雲仙子貞秀
文久二年二月日
ニ尺四寸五分イタミナシ
竹内元三郎関善定兼方ニ尺三寸アマリカ刃身左ヘ曲リ刃メクレ四ケ所
鎺元大アリ

奥沢栄助・安藤早太郎

氏名刀銘寸法状態
奥沢栄助武州鴻巣住雲竜子景勝
嘉永五年九月日
ニ尺二寸アマリカ帽子折レ
安藤早太郎南海太郎朝臣朝尊
文政九月日
ニ尺五分アマリカ物打アタリ接損

近藤周平・新田革左衛門

氏名刀銘寸法状態
近藤周平作州津山住城慶子正明
文久二年二月日
ニ尺二寸五分イタミナシ
新田革左衛門勢州住長心子直久
安政六年二月日
ニ尺三寸五分コマカシ刃コボレ無数

会津守護職様御預新選組御一等様御刀改控の存在は聞いていたので、これを頂いたときは新選組好きの私としては信憑性はともかく心が躍りました。幕末ロマンに思いをはせる、そんな感じで見てもらえたら幸いです。

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